2017年の1月にドラマが決定した『東京タラレバ娘』。

 

これは漫画が原作であり、東村アキコ先生が今も連載している作品です。

 

『東京タラレバ娘』の第4巻の内容と感想の記事になります。

 

以降はネタバレとなりますので、ご了承ください。

 

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第12話・スーダラ女

奥田と付き合うことになり、幸せ絶頂かに思えた鎌田倫子でしたが、香と小雪を居酒屋『呑んべえ』に呼び出していました。

 

理由は、『髪型をパーマにしてほしい』と言われたからでした。

 

33歳でパーマをかけると傷むような気がして、あまり乗る気ではありませんでした。

 

そもそも、好きな男性だからと言って『髪型を変える』というお願い自体に抵抗があったのです。

 

ですが、香と小雪は「妥協しろ」と提案します。

 

鎌田倫子のいうことにも理解を示しますが、『格好良い』『30代で付き合ってくれた男』など、優良物件だったからです。

 

そんな中、KEYがまたもやってきます。

 

「良かったな。いい逃げ道が見つかって」と、口出ししてくるKEYに対して、「結婚したこともないくせに、偉そうなこと言わないでよ」と鎌田倫子は反発します。

 

すると、KEYは「あるよ」とそっけなく答えました。

 

それを聞き、鎌田倫子はようやく気づきました。

 

KEYの態度は、恋愛の先輩から来るものだと。

 

酔いがさめたので、鎌田倫子はさっさと帰ってしまいます。

 

次の日、アシスタントだったマミが髪の毛を黒く染めてやってきました。

 

付き合っている早坂ディレクターのお願いだったからです。

 

さらに、「結婚して事務所やめるんだったら、ここ下さい!」と願いされてしまいます。

 

若者の行動力に圧倒された鎌田倫子は、自分も変わらなければと、美容室に足を運びます。

 

しかし、やはり髪の傷みが気になり、パーマを断念。

 

重い足取りで『サンセット』のBARに行くと、「まだ、パーマにしてないの?」と奥田に言われてしまいます。

 

その後、「貸した映画みた?」「あの映画、面白いよね」など、大好きな映画の話ばかりをしてきます。

 

鎌田倫子が好きな映画を口にすると、「ごめん、そっち系は見てないんだ」と、映画の趣味がまったく正反対だったことに気づきます。

 

鎌田倫子は久しぶりに男性と付き合って、気づかされました。

 

付き合うということは、相手に話しを合わせ、気を遣って、『うんうん』と楽しそうに聞かなければならないことを。

 

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

耐えられない・・・と思ってしまいました。

 

それを耐えて結婚し、その後に豹変してダンナを尻に敷く嫁になるのが理想なのかもしれません。

 

分かってはいるけど、やめられない。

 

鎌田倫子は、妥協できないスーダラ女だったのです。

 

第13話・タイムマシン女

東京タワーから都会を眺めていた鎌田倫子は、10年前に戻り、過去の自分に会いにいってました。

 

「その人はいい人!早坂さんと付き合いなさい!」

 

しかし、目を開けると、鎌田倫子は現代で1人でいました・・・。

 

その夜、鎌田倫子は居酒屋『呑んべえ』に香と小雪を呼び出すと、奥田に別れ話を持ち出そうとしていることを告白します。

 

幸せな恋愛をしていない2人は全力で止めますが、鎌田倫子はそっちのほうが幸せだと言い出します。

 

結婚できなくても、気が合って楽しければ幸せだと思う

 

その言葉が引っ掛かった香は、元カレの涼ちゃんに「彼女といて楽しい?」と尋ねてみました。

 

すると、「疲れるんだよな、ああいう子といると」と不満を口にしました。

 

一方、小雪も不倫相手の丸井良男に質問していました。

 

「結婚は、思い描いていたものと随分違ってた。こうして、小雪さんとおしゃべりしているほうがよっぽど幸せだよ」と言いました。

 

香と小雪は、鎌田倫子の言っていることが分かったような気がしました。

 

そんな中、鎌田倫子は奥田と話していました。

 

ストレートに別れ話ができず、「仕事が忙しいから、しばらく会えない」と遠回しに言います。

 

しかし、奥田にはすべて分かっていました。

 

お互い30代だから、相手に合わせるのは簡単じゃない・・・と。

 

「俺は、倫子さんと一緒にいて楽しかったよ。疲れさせてごめんね」

 

去りゆく奥田を見ながら、鎌田倫子は頭上にタイムマシーンが降りてくるのが見えました。43歳の私がいることも、見ずとも分かっていました。

 

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

「倫子、その人にしときなさい。妥協するのよ、あなたはもう33歳なのよ。この彼を逃したら必ず後悔する」

 

そんなこと、現在の鎌田倫子だって分かっていました。

 

それでも、足はまったく動く気にはならなかったのです。

 

トボトボと事務所に帰ると、マミ、早坂ディレクター、KEYがクラッカーでお祝いしてくれました。そう、結婚祝いのサプライズです。

 

「別れちゃった、ごめん」

 

その時のKEYの目には、何かが映っていました。

 

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第14話・透明人間女

仕事もなく、事務所で寝ていた鎌田倫子は、KEYに叩き起こされました。

 

目の前に差し出されたのは、北伊豆の観光協会制作のネットドラマの仕事でした。

 

「やるんだよ。このドラマの脚本をアンタが書け」

 

小さい事務所とはいえ、東京で脚本を書き続けてきた鎌田倫子にとって、ローカルな仕事をやる気にはなれませんでした。

 

しかし、KEYがすでに話をつけてしまっており、鎌田倫子は企画を出している北伊豆の役所に出向かなければなりませんでした。

 

そこで出迎えてくれたのは、おじいさんばかりでした。

 

若い頃は東京の制作会社で働いていたというのですが、鎌田倫子にはまったく使えるとは思えませんでした。

 

「いやー、こんなお若い女性がチームに入ってくれたら我々も心強い」

 

鎌田倫子の耳には、『若い女性』という言葉しか聞こえておらず、急に彼らの話を聞く気になります。

 

お酒や料理を食べながら、鎌田倫子はおじいさんたちの情熱に耳を傾けていました。

 

「今はインターネットでタダでドラマを配信できる時代。頑張って面白いものを作れば、きっと日本のどこかの誰かに届く。そして、1人でもこの町に遊びにきてくれたら・・・さ」

 

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

鎌田倫子は、自分の中に失われていた情熱を思い出しました。

 

ネットドラマの本質に気づかされ、本気でこの仕事を成功させようと考えます。

 

それと同時に、東京という場所が恐ろしいところに思えてきました。

 

歳をとるにつれ、自分らしさが溶けてなくなる気がしたのです。

 

世の中の流行りに乗っかり、髙い料理を食べても、いつか忘れてしまう・・・。

 

それはいるもいないのも同じ、透明人間なのかもしれない・・・と。

 

撮影中、香と小雪、そしてKEYがやってきました。

 

仕事が終わると、いつもようにお酒を飲みながら話していました。

 

ここで飲むお酒は、格別に美味しいものでした。

 

味の問題ではありません。

 

女子会でグダグダ愚痴りながらではなく、仕事の後のお酒だからでした。

 

今日の3人は、『タラレバ』を1度も口にしていませんでした。

 

第15話・水玉女

仕事に目覚めた鎌田倫子は、事務所をマミと半々で使うことを申し出ます。

 

快く受け入れてくれますが、結婚は諦めたのか?と聞かれ、食い気味に否定しました。

 

そして、いつものように居酒屋『呑んべえ』で話をしていたのですが、香と小雪にファミレスへ連れてこられます。

 

理由は、しっかりとした恋の話だったからです。

 

話題は、KEYについてでした。

 

KEYが鎌田倫子を追ってきたのは、これで2度目です。

 

香と小雪は、完全に脈あり、だと言い切ります。

 

「あんた、アイツのこと好きなの?」

 

しかし、鎌田倫子本人ですら、その明確な答えは持っていませんでした。

 

それを確かめるためにも、KEYとご飯に行くことを勧められます。

 

それどころか、無理やりセッティングされてしまい、オシャレな店で2人きりで会うことになってしまいます。

 

しかし、相変わらず鋭い言葉ばかりで、鎌田倫子は拍子抜けしてしまいます。

 

結論ばかりを求めるKEYに、鎌田倫子は「ただ話したかっただけ」と答えます。

 

「じゃあ自分で電話してこいよ」

 

KEYは、女同士でいつまでも妄想を語り合うそんな関係を本気で嫌っていました。

 

ただ、盛り上がって行動しただけ・・・軽い気持ちなのではないかと警戒する、とも続けます。

 

「そんな女とは恋愛できない。オレは、あんたと恋愛できない」

 

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

鎌田倫子は店と飛び出し、自販機で買ったお酒を飲みながら歩きました。

 

あんな冷徹な男に愛されるために自分を変えるつもりはない・・・。

 

女子会で騒いでいる女性が可愛い、と思ってくるような男性と結婚する・・・。

 

鎌田倫子の瞳から涙がこぼれ落ちました。

 

枯れたと思っていた涙がアスファルトに染みを作り、水玉模様を浮かび上がらせていました。

 

『東京タラレバ娘』第4巻の感想

感想は、こちらの記事で紹介しています▼

【東京タラレバ娘】第4巻で東村アキコが伝えたかったことは?

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