2017年の1月にドラマが決定した『東京タラレバ娘』。

 

これは漫画が原作であり、東村アキコ先生が今も連載している作品です。

 

『東京タラレバ娘』の第1巻の内容と感想の記事になります。

 

以降はネタバレとなりますので、ご了承ください。

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第1話・タラレバ女

物語の主人公、鎌田倫子(33)は脚本家として独立していました。

 

同い年の親友、香はネイルサロンを経営、小雪は父親の居酒屋『呑んべえ』を手伝っていました。

 

それぞれ、仕事ではそれなりに充実していました。

 

しかし、彼氏はおろか、結婚もしていません。

 

近頃は浮いた話もないまま、30代を迎えてしまいました。

 

そんな矢先、鎌田倫子は仕事で顔を合わせている早坂ディレクターから、大事な話があると食事に誘われます。

 

実は、早坂ディレクターは10年前に告白してきた男性でした。

 

しかし、当時はADで、服がダサく、話も面白くない男性だったため、断っていました。

 

鎌田倫子は行きつけの居酒屋『呑んべえ』で香、小雪を集め、いつもの女子会を開きます。

 

「それ、プロポーズじゃない?」と言われ、鎌田倫子も徐々にまんざらではない気持ちになっていました。

 

実は、昔に比べ、早坂ディレクターはすっかり大人の男性となっており、格好良いとさえ思っていたのです。

 

そして、いざ早坂ディレクターに会って話を聞くと、「倫子さんのアシスタントのマミちゃんに交際を申し込もうと思うんです」と相談されてしまいます。

 

すっかり浮かれて、高い服や靴を買って会いに来た鎌田倫子にとって、それは人生でもっとも衝撃的な出来事でした。

 

アシスタントのマミは、髪の毛がピンクの19歳。

 

年齢のコンプレックスを感じた鎌田倫子は、酒を飲まなければやってられませんでした。

 

香や小雪には、「綺麗になったら、もっといい男が現れる!」「好きになれれば、結婚できる!」と励まされます。

 

すると、それを聞いていた金髪の若い男性が言いました。

 

「さっきから聞いてりゃ、女子でもないのに女子会だの、現れてもいねぇのにいい男と結婚だの・・・」

「オレに言わせりゃ、あんたらのソレは女子会じゃなくてただの・・・行き倒れ女の井戸端会議だろ」

「タラレバつまみに酒飲んでろよ、このタラレバ女!」

 

店内でうるさくしていたのは鎌田倫子たちであり、反論すべき立場ではないのは分かっていました。

 

しかし、年下男の言葉には言い返せないものがありました。

 

どうやら、私達にはもう時間がないらしい・・・と。

 

第2話・タラレバ女と金髪男

酔いがさめた次の日、鎌田倫子はイライラしていました。

 

ようやく、金髪の年下男に言われたことに腹が立ってきたのです。

 

しかし、慰めのような出来事がありました。

 

アシスタントのマミには、高校生の彼氏がいたのです。

 

鎌田倫子は笑顔で、香と小雪に『第4出動』を発令させます。

 

第1~第4までがあり、男がらみの場合にのみ使われる『第4出動』は、早坂ディレクターに呼び出されたときにも発令したものでした。

 

場所はもちろん、小雪の実家である居酒屋『呑んべえ』でした。

 

早坂ディレクターが盛大にフラれるさまを思い浮かべながら、3人の『タラレバ娘』たちは大声で笑っていました。

 

その時、金髪の年下男がやってきました。鎌田倫子たちは、わなわなと怒りに震えます。

 

ところが、周りの常連客や小雪の父親は「タラレバ女は傑作だった」とすっかり受け入れられていました。

 

無視を決め込んだ3人は酔いつぶれるまで飲んだあと、居酒屋を出ようとして転んでしまいます。

 

同じタイミングで店を出た金髪の青年に助けを求めますが、冷たく一瞥されます。

 

「酔って転んで男に抱えて貰うのは25歳までだろ。30代は自分で立ち上がれ。もう女の子じゃないんだよ?おたくら」

 

次の日、心にも傷がついた鎌田倫子に追い打ちをかけるように、アシスタントのマミはこう言いました。

 

「早坂さんと付き合うことにしました。話してみると、結構いいかもって思って」

 

今の彼氏は高校生だからどうなるか分からないので、とりあえず2股という形をとったマミでした。(早坂の了承済み)

 

帰り道、鎌田倫子は早坂ディレクターと付き合わなかったことを、心のどこかで後悔していました。

 

チャンスがあれば、いつでも戦う準備が出来ているつもりでした。

 

しかし、いざ立ってみると空振り3振。

 

自分は戦力外通告だったことを知ることになりました。

 

居酒屋にいく気力もなく、コンビニ弁当を自宅で食べていると、一緒に買った雑誌の中で、見覚えのある顔がありました。

 

それは、『タラレバ女』の名づけ親の金髪の年下男でした。

 

現役のモデルKEYと紹介されていた彼の顔は、まるで鎌田倫子を見下しているようでした。

 

第3話・ハニートースト女

いくつになっても自分が主役。人生という長い長い脚本のヒロインは私自身・・・。

 

脚本家らしい鎌田倫子の座右の銘でしたが、最近はへこむことがあり過ぎて、それが幸せなことだと思えなくなってきました。

 

その元凶は、間違いなくモデルのKEYでした。

 

そんなことを思いながら、自身が手掛ける台本のキャスト候補を見せられ、鎌田倫子は絶句します。

 

そこには、KEYの顔写真があったのです。

 

全力で反対する鎌田倫子でしたが、人気バンドのBUMKEY,S(バンキーズ)のPVで使われた映像を見たプロデューサーや監督は、KEYを絶賛し、候補として挙がってしまいました。

 

早速、香と小雪に報告。2人ともKEYのことは知らず、自分たちが時代遅れだということに気づいてしまいます。

 

話が脱線していましたが、鎌田倫子は脚本家として「アンタなんか使わない!」ということを宣言し、香と小雪に称賛されます。

 

そして、次の日。KEYがやってきました。

 

「どうも、初めまして」

 

KEYは鎌田倫子を見るなり、そう言いました。

 

覚えていない、で通すKEYに、鎌田倫子は激しく非難します。

 

すると、「口うるさい方が脚本家さんなんですね。だから脚本が面白くなかったんだ」と切り捨てられてしまいます。

 

脚本の内容は、30代の女性が2人の男性に言い寄られるというもので、おばさんを好きになる男性はいない、リアリティに欠けると言い切られてしまいます。

 

「このドラマは出ない、ダサいから」

 

しかし、その態度が逆に監督やプロデューサーには気に入られ、鎌田倫子を外して別のドラマでKEYを採用してしまいます。

 

鎌田倫子は香と小雪を連れて、カラオケで狂ったように歌いまくりました。

 

30代は20代と違い、恋も仕事も上手くいかない・・・。

 

思ったより早く崩れていく、まるでハニートーストみたいに・・・。

 

歌うのをやめた鎌田倫子は、婚活パーティに出ることを宣言します。

 

仕事で干されるかもしれないなら、結婚という道を模索しようとしていたのです。

 

すると、ネイルサロンを経営している香も同調しました。

 

最近、客足が遠のき、店の家賃がキツくなっていたからでした。

 

3人は意を決して、婚活お見合いパーティに出席しました。

 

ところが、そこは想像していた現状とは違いました。

 

男性は、おじさんばかりがいます。

 

そして女性たちは、若くてピチピチな子ばかりでした。

 

状況が呑み込めず、タラレバ軍第一歩兵部隊の3人は、大本営の『呑んべえ』に撤退します。

 

冷静に分析すると、現在の若い男性はフリーターやニートばかりであり、それなら年齢の高い男性のほうがマシと思っている、若い女性が多くなっているようでした。

 

3人は、いい男性が見つかっても、恋のライバルが若い女性たちであることを自覚しました。

 

「お呼びでない、って感じ?」

 

店に入ってきたKEYにそう言われました。続けて、「決まったよ、ドラマ」と報告してきます。

 

「今・・・なんつった?」

「ドラマ決まった。別の脚本で」

「いや、その前」

 

振り向いた鎌田倫子の表情は真顔でした。

 

KEYは機転を利かせ、「今日はおめかししてらっしゃるから、オレなんかお呼びでないかと」と言い換えました。

 

しかし、鎌田倫子にとっては、ドラマが取られた事実よりも、『お呼びでない』という言葉のほうが衝撃的でした。

 

『お呼びでない、恋に仕事に。あっそう、こりゃまた失礼いたしました・・・ってなわけにはいかねーんだよバカヤロー』

 

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第4話・貯金女と年下男

恋も仕事も上手くいかないアラサー女の使えるモノは貯金だけ・・・。

 

鎌田倫子と香、小雪はエステで体を綺麗にしていました。

 

すると、「こんなことやって意味あんのかな」と、小雪と香は言い出しました。

 

「これやったら結婚できるのかっていう」

 

『できねぇよ・・・』

 

エステが終わった鎌田倫子は、東京の街を歩きながら、言えなかった言葉を思っていました。

 

道行く先々で、いい男性とすれ違うたびに、東京の都市について考えめぐらせました。

 

東京は地球上で1番の人口過密都市なので、この街で出会えなかったら、地球上どこ行ったって出会えないのではないか・・・と。

 

「どーも」

 

KEYが後ろから声をかけてきました。

 

今日もバンドのPV撮影らしく、夏男の格好をしていました。

 

雑談の中で、新しいドラマの脚本家と顔合わせをしたことを明かします。

 

その女性が新人の若い子であり、プロデューサーとできていることを明かされます。

 

脚本を蹴ったのを利用し、お気に入りの子に仕事をあげる代わりに、関係を持つ打算をしていたプロデューサーに腹を立てた鎌田倫子は、2人を尾行します。

 

箱根の温泉に行くところを見事カメラに収めた鎌田倫子でしたが、タクシー代の2万8千円もかけて箱根に来てしまいました。

 

そのまま帰るのももったいないので、1人で旅館に泊まることにします。

 

1人で豪華な料理を食べ、お酒を飲みました。

 

そして・・・自暴自棄になります。

 

若い子に若さで負けたのなら、仕方がないことかもしれません。

 

しかし、自分には才能がなかったのでは?だから選ばれなかったのでは?KEYにダサいと言われたのでは?そんなことを考え始めてしまいます。

 

仕事をやめよう・・・そう考えるようになっていました。

 

そのとき、扉が勝手に開きました。そこには、KEYがいました。

 

鎌田倫子は、ここにいることを香や小雪に連絡しており、居酒屋『呑んべえ』で聞いていたKEYが駆けつけてきたのです。

 

しかし、いつも通り優しい言葉をかけてはくれません。芸能界は、汚いやり方が当たり前だと言います。

 

それでも納得がいかない鎌田倫子に対して、「なら、俺に枕営業してみろよ」と持ち掛けてきました。

 

そして、2人は関係を持ってしまうのでした。

 

『東京タラレバ娘』第1巻の感想

感想は、こちらの記事で紹介しています▼

【東京タラレバ娘】第1巻で東村アキコが伝えたかったことは?

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