ドラマ化で注目が集まっている『東京タラレバ娘』。

 

その第4巻の各章で、原作者の東村アキコさんが何を思って描いているのか、考察していきます。

 

なお、個人的な考察のため、実際の解釈とは異なる場合もありますのでご了承ください。

 

また、第4巻の内容はこちらの記事で紹介しています▼

【東京タラレバ娘】マンガ第4巻のあらすじやネタバレ

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第12話『スーダラ女』感想

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

第12話で取り上げられている『スーダラ』とは、昭和に流行った名曲『スーダラ節』のことです。

 

その歌詞の中に、『わかっちゃいるけどやめられない』というフレーズがあり、この部分を原作者は強調したかったようです。

 

『スーダラ』という言葉を採用したのは、適切なワードという理由だけでなく、昭和の名曲だったためでしょう。

 

鎌田倫子たちの年齢に合わせたギャグやコメントが、作品の中では随所に散りばめられています。

 

それは同時に、いくつになっても感性が変わらない・・・という考えに繋がっているのかもしれません。

 

恋人の奥田は、ルックスも性格も悪くないにも関わらず、鎌田倫子は趣味の不一致だけで嫌になっていました。

 

もったいない、という言葉しか当てはまらない話です。

 

しかし、これこそが恋愛の難しいところなのでしょう。

 

そこを妥協できるかできないかが、結婚できる人間とできない人間の分かれ道なのかもしれません。

 

第13話『タイムマシン女』感想

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

タイムマシンがあったら、過去に戻ってやり直したい・・・。

 

究極の『タラレバ』といえる題材でしょう。

 

これを本気で思っているかどうかで、その人の『タラレバ』度合いが分かるのかもしれません。

 

ヒロインの鎌田倫子は、10年前の自分に言い聞かせるために、過去に戻る妄想をします。

 

それどころか、恋人の奥田と別れたあと、10年後の自分がやってくる妄想さえ見てしまったのです。

 

タイムマシンは、終わることのない『タラレバ』を象徴した見事な表現だと言えるでしょう。

 

今の出会いを大切にして欲しい。東村アキコさんの強いメッセージのようなものを感じる章です。

 

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第14話『透明人間女』感想

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

『透明人間』は、東京の魅力と危うさを見事に表現した言葉といえるでしょう。

 

この章に書かれている内容を読むと、確かに東京の方にはありがちな傾向だと思います。

 

テレビや雑誌で何かが取り上げられると、すぐに飛びつきます。

 

体験するなり、誰かに自慢します。まるで、自分の個性のように・・・。

 

しかし、そのことを来年は思い出すこともないでしょう。

 

何故なら、来年は来年で違うものが流行っているからです。

 

そして、その流行ったものを食べ、身に着け、誰かに聞かせたり、自慢することでしょう。

 

果たして、それは自分らしさと言えるのでしょうか?

 

ただただ、東京の色に染まっているだけなのでは?という危惧を、原作者は強く指摘しています。

 

もちろん、流行り物に乗っかるのがいけないわけではありません。

 

ダメなのは、自分の個性を追いやり、人に合わせてしまうことです。

 

他人と区別のつかない『透明人間』を好きになろうという異性は、はたしてどれほどいるのでしょうか?

 

第15話『水玉女』感想

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『出典:マンガ東京タラレバ娘4巻』

この章で使われる『水玉模様』は、2つの意味で使われています。

 

1つは『若さ』です。

 

水玉柄の服が着れるのは若いうち、という表現がされており、『可愛らしさ』『若々しさ』として使われています。

 

そして、もう1つは『悲しみ』です。

 

アスファルトの上に雨が降り始めたとき、『水玉模様』が浮かび上がると思います。

 

灰色の『水玉模様』こそ、大人になり損ねたアラサー女子のお似合いの色・・・と鎌田倫子は口にします。

 

その『水玉模様』を作ったのは、皮肉にも鎌田倫子の涙でした。

 

失恋すれば、色を失う・・・そんな悲しい表現にさえ思えます。

 

『東京タラレバ娘』には、ちょくちょく『タラ』と『レバー』のキャラが現れ、毒舌を口にするのがウリとなっていますが、この時ばかりは悲しそうな表情を浮かべていました。

 

このことから、原作者の東村アキコさんは真剣に、全国の『タラレバ娘』たちに警笛を鳴らしていることが分かります。

 

注目トピック

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【東京タラレバ娘】マンガ第2巻で東村アキコが伝えたかった感想

【東京タラレバ娘】マンガ第3巻で東村アキコが伝えたかった感想

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